フィリピンで出産し日本国籍を取得した子の出国手続き
フィリピンで出産後、日本国籍を取得した子供のフィリピン出国手続きに関する情報の詳細とフィリピンを出国する際の注意事項をまとめたものです。
既に婚姻されている方の子供も非嫡出子のように胎児認知後に日本国籍を取得した子供のケースも母親が本国フィリピンで出産されるケースが多く見受けられます。「フィリピン人女性との間の非嫡出子の胎児認知による日本国籍取得」のページでも紹介したように、フィリピン国内で出産した場合、自動的にフィリピン国籍を取得することになりますので、3ケ月以内に在マニラ日本国大使館か日本の市町村役場に出生届けを出し、必ず「国籍の留保する」宣言をしておいて下さい。
本件は、日本においても出生届がなされており、子が日本国籍を取得し戸籍に記載されていることが前提となります。
手続き内容は、個々に置かれている状況やケースにより大きく様変わりして行くと思われます。あくまでも、ここにある情報は参考程度と理解して頂き、問題が発生した場合責任を負うものではありません。確実な手続きの詳細につきましては、各関連機関に問い合わせして頂くようお願いします。
尚、サイトの情報をご利用の際はページ上部メニューの「MANAGEMENT INFORMATION」を必ずお読み下さい。
※各種手続き方法は個々の複雑な事情により、裁判所の認定や司法書士等の証明書類の添付または追
加書類を要求される事もあります。
事情が複雑な方は、ページ上部の「MANAGEMENT INFORMATION」の最下部「ご意見・ご感想・
質問・お問い合わせ」フォームより直接ご相談して頂き、当方の分かる範囲の情報をご提供する事
もできます。
または、同じくページ上部の「フィリピン情報交換 bbs」にて幅広くご意見を聞く事も出来ます。
子の出国までの手続きは以下の2種類の手続きが必要です。
【１】在マニラ日本国大使館で子の旅券（パスポート）の取得
【２】DSWD（社会福祉開発省）出国許可証の取得
【１】在マニラ日本国大使館で子の旅券（パスポート）の取得
必要書類
①在マニラ日本国大使館備え付けの申請書2通
②戸籍謄本または抄本1通
③住民票1通※世帯全体、本籍地が記載されいるもの
④出生証明書（Birth certificate)1通 ※NSO登録番号が記載され、原本と照合済みのスタンプの
あるもの
⑤旅券（パスポート）用写真1枚
■手数料は5,000円(2007年10月現在)を当日のレートで換算してペソで納付
■受取日は申請時に指定されます。
【２】DSWD（社会福祉開発省）出国許可証の取得
必要書類
①DSWD備え付けの出国許可申請書
②旅券（パスポート）オリジナル
③出生証明書（Birth certificate)1通 ※NSO登録番号が記載され、原本と照合済みのスタンプの
あるもの
④子の申請用写真2枚（2×2）
■手数料は200ペソ（2007年10月現在）
■発給は、問題がなければ当日
以上が手続きの詳細ですが、出国の準備として子が既にフィリピンで予防接種を行っている場合は病院から証明書を取得しておきましょう。
日本に帰国し医師や保健所に予防接種歴を確認してもらい二重接種を防ぎ、安心、確実に予防接種を行うことができます。
出国時、空港でトラベルタックスの徴収があります。
因みに航空便はシートを必要としない幼児の場合は大人の料金の1割程度です。
